心理学が面白いほどわかる本
渋谷昌三。
事例とともに人の心理を説明している。ピグマリオン効果の部分が一番気になった。先生や親が子どもの能力を信じ、その子の長所を伸ばしてあげようちう態度で接していれば、その子はそうした期待に沿うように伸びていく可能性がある。しかし、見せかけの期待は通じない。心からそう思って接する、話す。
もう一点は日本人の以心伝心のコミュニケーションについて。日本人は幼児の頃の接触コミュニケーションの機会がアメリカ人に比べて多い傾向があるそう。接触コミュニケーションでは「口でいわなくてもわかる」ことが最高のコミュニケーションになる。アメリカの子どもは「言葉での接触」を要求されるので、言葉で積極的に自己主張をするようになる。